患者・市民向けのイベント情報をご案内します。
2024年3月23日(土)開催【市民公開講座】再生医療の「臨床研究」とはどういうことか――患者・社会とともに新しい医療を創る「思い」
■開催案内
「心―Compassion」をテーマとした 第23回日本再生医療学会総会(新潟)の3日目に【市民公開講座】を開催いたします。どなたでもお申込できますので、治療を考えている人だけでなく、再生医療に関心があるなど幅広い人に耳を傾けていただけたらと思います。そして、再生医療をより身近な存在とする第一歩にしたいと考えております。みなさんのご参加を心よりお待ちしております。
※学会総会にご参加されている方も、別途「市民公開講座」へのお申し込みが必要となります。
開催日時
2024年3月23日(土)14:00-16:00
開催内容
山中伸弥教授によるiPS細胞の樹立を契機に、「再生医療」「細胞治療」がメディアで注目を集め、国内で20製品が承認されました。新しい医療を広く提供するには、「臨床研究」が必要ですが、その実際や参加患者の思いは一般的にはあまり知られていません。今回、先端の研究者による再生医療の現状紹介とともに、臨床研究参加者の声を新潟で共有する機会を設けました。未知の医療技術に触れ、みなさんとともに考えを深めたいと思います。
開催場所
ホテル日航新潟 4F 朱鷺
〒950-0078 新潟県新潟市中央区万代島5番1号
https://www.hotelnikkoniigata.jp/access/
参加対象
どなたでもご参加いただけます
参加費
無料
申込みフォーム ※事前登録制
https://www.entry-sys.net/form/jsrm2024/jsrm2024_fm7_9/input.php
※前日までお申込み可能です
※3/8(金)迄にハガキでお申し込みをされた方は、運営事務局から発送の「参加証」を当日ご持参ください。
プログラム
14:00~14:10
開会挨拶:八代嘉美(日本再生医療学会理事・藤田医科大学教授)
14:10~14:40
基調講演:『再生医療のこれから』
演者:岡野栄之(日本再生医療学会理事長・慶應義塾大学教授)
14:40~14:50
質疑応答
14:50~15:00
休憩
15:00~15:55
インタビュー:『再生医療・臨床研究に参加するとは?』
登壇者:臨床研究に参加した患者様 お三方
オーガナイザー:八代嘉美(日本再生医療学会理事・藤田医科大学教授)
インタビュアー:東島 仁(千葉大学准教授)
コメンテーター:佐藤正人(日本再生医療学会理事・東海大学教授)
15:55~16:00
閉会挨拶
お問い合わせ
第23回日本再生医療学会総会 運営事務局
株式会社コングレ
〒103-8276 東京都中央区日本橋3-10-5 オンワードパークビルディング
TEL: 03-3510-3701(平日9:30~17:30)
2023年8月22日(火)開催【中・高生向けイベント】iPS細胞で新しい医療をつくる人になる!
■開催報告
中・高生向けイベント「iPS細胞で新しい医療をつくる人になる!」
本イベントは、夏休みの8月22日(火)に、約100名の中高生の皆さんにご参加いただき、以下の通りオンラインにて開催しました(講師も参加者もイーブンな関係として「さん付」で進行しました)。
はじめに
主催の日本再生医療学会 八代嘉美 理事より、本イベントは、「再生医療をより早く国民の皆さまに届けるための国の研究開発事業(AMED)の一環として行っています。患者・市民の皆さんと再生医療をつくっていくという橋渡し的なプロジェクトを担当しています。本日は、皆さんに再生医療やそれに関連するいろんなことを知っていただきたいと思います」と挨拶がありました。
続いて、4つのテーマについて各講師が講演を行いました。
講演
講演1. 八代嘉美(日本再生医療学会)
八代さんからは、学生時代~研究者になるまでのお話や、再生医療は社会からどう思われているの?研究を長く続けるためには?また、政策や産業の領域等、再生医療に関するいろいろな研究を行っているという紹介、再生医療等安全性確保法の解説、自由診療のメリット・デメリット等について講演がありました。
また、「これからも、情報発信を行い “未来の医療のために”知識を普及させていくことも大事だと考えていますし、皆さんがこうした形で再生医療や幹細胞研究に興味を持ってもらう機会をどんどんつくっていきたいです」とお話がありました。
講演2. 赤松和土(順天堂大学 ゲノム・再生医療センター)
「iPS細胞で薬をつくる!」
赤松さんからは、iPS細胞は、細胞移植など再生医療にも使えるが、病気の原因解明・治療薬開発にも使える技術であることを、パーキンソン病の研究を例に、講演がありました。
また、“iPS細胞で新しい医療をつくる人になるには?”、「患者さんを直接診療したいなら医学部を卒業して医師になる必要があるが、病気の研究は医師でなくても行うことができ(薬学部、理学部、農学部、等)、熱意があればだれでもできる!」とのメッセージがありました。
講演3. 眞野恭輔(日本再生医療学会)
日本再生医療学会事務局長の眞野さんからは、日本再生医療学会の組織の説明や広報活動、新しい医療である再生医療について、有効性や安全性について不十分なケースがないようにしていくための働きかけ、再生医療の社会実装に必要なこと等について、講演がありました。
講演4. 東島 仁(千葉大学 大学院国際学術研究院)
東島さんからは、「患者・市民参画とは何か?」「なぜ患者・市民参画が大切なのか?」等について講演がありました。
研究者と患者・市民の関係は、最近では国際的に“協働”して物事を進めるという考え方になってきており、皆で研究開発を多角的に検討することを通じて、社会の構成員のいろいろな人たちにとって有意義な医療や研究開発が可能になっていくというお話や、「患者・市民の皆さんが“対話”の姿勢でいてくれることが大事なので、きょう参加してくださっている方々にはとても期待しています」とメッセージがありました。
※添付がある資料はダウンロードできます。
※公開用に一部編集をしています。
※二次利用など資料の取り扱いにはご注意ください。
質疑応答・フリートーク
東島さんの進行で、事前に参加者から寄せられた質問や、講演中のZoom(Q&A)からいただいた質問について、八代さん、赤松さんから最新の情報を交え、フリートークの形式で受け答えがありました。
「iPS細胞の研究者になるために、高校生のうちから始めておいたほうがいいことはありますか?」「初めて山中先生がiPS細胞をつくられた際、導入された4つの遺伝子はどうやって選ばれたのですか?」「iPS細胞で臓器をつくる研究の場合、細胞を増殖させたら勝手に臓器ができますか?」「目にiPS細胞を使うことで、視力をあげることはできますか?」「将来がんを治療できるようにしたいと思っていますが、iPS細胞をがん研究に使うにはどのような期待がありますか?」など、多くの質問について、中高生の皆さんと一緒に考えたり学んだりしていきました。
そして、最後に、赤松さんより「とにかく諦めずに夢を持って努力して自分の思い描いた仕事に将来携われるように頑張ってくれればと思います」、八代さんより「細胞を観察したり操作したりすることは楽しいです。皆さん興味がありましたら、自分のやりたいルートで頑張っていければ、面白い結果にたどり着けるのではないかと思います」と、メッセージがありました。
おわりに
八代さんより、「日本再生医療学会では、学会総会での中高生セッションで、中高生に発表いただく機会をつくったり、いろんなイベントを企画したりしています。また、“こういうことやってほしいな!”のようなリクエストやご意見がありましたら、日本再生医療学会まで教えてください。これからも皆さんの積極的な参加をお待ちしています。本日はありがとうございました」と、閉会の挨拶がありました。
事後アンケートでは、「興味深く面白かったです」「実験の過程を詳しく知りたい」「若い研究者の生の声を聞きたい」「研究室を見てみたい」「年に何回かこのようなイベントをしてほしい」等、多数の感想や意見をいただきました。
参加者全員に「受講証明書」をお渡しし、本イベントは終了いたしました。中高生の皆さまの夏休みの思い出の一つになれば幸いです。
リクエスト先
一般社団法人日本再生医療学会
患者・ 市民参画ユニット
ppi@jsrm.jp
■開催案内
京都大学・山中伸弥教授らがiPS細胞の樹立を報告して、すでに10年以上が経過しました。教科書を書き換えた大発見は、すでに生命科学研究の現場にとってなくてはならない技術になっています。iPS細胞といえば、病気や怪我によって失われた体の機能や部分を取り戻す再生医療との関係はよく知られています。しかし、iPS細胞がもつ医療への道筋はそれだけではありません。ではいったい、何ができるのでしょうか。そして、そうした新しい医療を社会に届けるために働くには、どういう道筋があるのでしょうか。今回はiPS細胞を用いた薬を探す研究、そして、そのような研究を行う人がどんな人で、どこから来たのかを知ってもらえればと思います。あなたもいつか、研究室に立っているかもしれませんよ♪
開催日時
2023年8月22日(火) 9:00-11:00
開催内容
講演1.「再生医療と私たちの社会」 八代嘉美(日本再生医療学会)
講演2.「iPS細胞で薬をつくる!」 赤松和土(順天堂大学 ゲノム・再生医療センター)
講演3.「(再生医療)研究への患者・市民参画」 東島 仁(千葉大学 大学院国際学術研究院)
-休憩(10分)-
講演4.「日本再生医療学会について」 眞野恭輔(日本再生医療学会)
質疑応答・フリートーク
開催方法
オンライン(Zoom)
参加対象
中・高生向け ※どなたでもご参加いただけます
参加費
無料
申込フォーム
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_XcfQJpYNS5eiW1TSJwtgfw#/registration
※前日までお申込み可能です。
チラシ
その他
・本イベントは、個人的な疾患の診断、治療等の質問はお受けいたしません。
・撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。
・当日資料は後日、日本再生医療学会HPに公開予定ですが、内容によっては公開できない場合もございます。予めご了承ください。
お問い合わせ先
中・高生向けイベント 運営事務局
E-mail:nc-events@ts-garden.co.jp
2023年3月25日(土)開催【市民公開講座】みんなで考える幹細胞研究~「生命の萌芽」のこれまでとこれから
■開催報告
はじめに
八代嘉美(神奈川県立保健福祉大学/東京都健康長寿医療センター/慶應義塾大学)日本再生医療学会理事より開会の挨拶をいただき、『市民公開講座』を下記のとおり開催いたしました。
ヒト胚を用いる研究に関して、再生医療を専門とする医師・科学者や社会学、倫理の専門家、そしてヒト胚を提供しうる立場の方々の最新状況のご発表の後、パネルディスカッションでは、参加者いただいた患者・市民の方々からのご意見も伺いながら、みんなで一緒に新しい価値観や課題について議論を深める双方的な講座を行ってまいりました。
また本講座では、みんながイーブンな関係であるため、全員「さん付」で進行いたしました。
基調講演
座長:武藤香織(東京大学医科学研究所)
演者:岡野栄之(慶應義塾大学)
日本再生医療学会の理事長でもある岡野さんからは、ご自身が取り組んでいらっしゃるiPS細胞を使った脊髄損傷等の再生医療や、ALS(筋萎縮性側索硬化症)等の創薬研究について、また、最新の幹細胞技術であるオルガノイド技術やゲノム編集技術についてご講演いただきました。
一方で、進化し続けている技術に対しては、倫理的な問題や課題など、みなさんがどう思われるかということが大事になってくるとお話しいただきました。
参加者からは、再生医療に対して、予想より進んでいる、いや進んでいない、というどちらの反応もみられました。
また、社会実装はいつ頃ですか?等、参加者からの事前質問に対してもそれぞれお答えいただきました。
シンポジウム
演題①
座長:高嶋佳代(京都大学iPS細胞研究所)
演者:阿久津英憲(国立成育医療研究センター)
再生医療の研究をおこなわれている科学者の阿久津さんからは、3つのテーマについてお話いただきました。
1つめの「ヒト受精胚の生命科学的な側面」ついては、私たちのからだは、たった一つの細胞である受精卵から始まっているという考えが大切であるということや、ヒト受精胚の研究は、生殖医療だけでなく、科学的にも医学的にも重要だというお話をいただきました。
2つめの「ヒト受精胚の倫理的な側面」については、2004年に報告されたヒト胚の取扱いに関する基本的考え方等について詳しくご紹介いただきました。(※1) また、ヒト胚に関する研究の倫理指針はたくさんあり、こんなにあるというのはおそらく日本だけとのことでした。
最後の「ヒト受精胚と幹細胞のこれから」ついては、受精胚を受精から14日までであれば取り扱って研究して良いとされる14日ルールの状況や疑似胚の研究等について最前線のお話をいただきました。
(※1)ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方(総合科学技術会議)
https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/life/haihu39/siryo5-1-1.pdf
演題②
座長:高嶋佳代(京都大学iPS細胞研究所)
演者:加藤和人(大阪大学)
・『ヒト胚研究をめぐる規制と倫理』
国際幹細胞学会倫理委員会委員長である加藤さんからは、2021年にガイドラインを改訂されたご経験や見聞きされたこと等含めご共有いただきました。(※2)
ヒト胚を用いる研究は1990年頃に14日ルールができ、これまで14日を超える培養は禁止されていましたが、いろんなことができるようになった2021年の改訂では、禁止のカテゴリーからなくなり、現在大きな議論になっているとのことでした。
加藤さんからは、大事なことは、ゴーサインが出たということではなく、各国十分な社会的議論が必要であり、それができた場合に容認することがありうるこいうことを丁寧にご説明くださいました。
参加者からも、日本での議論について、政府や専門家が中心となり議論するだけではなく、患者・市民も参加して社会の中で議論したほうがいいという意見が多数でした。
(※2)国際幹細胞学会(ISSCR)幹細胞研究・臨床応用に関するガイドライン
https://www.jsrm.jp/news/news-8153/
演題③
座長:高嶋佳代(京都大学iPS細胞研究所)
演者:木矢幸孝(東京大学医科学研究所)
社会学者の木矢さんからは、ヒト胚の14日を超える体外培養について、専門家と一般市民へのアンケート調査結果と、一般市民と体外受精を受けたことのある方へのインタビュー結果等についてお話をいただきました。(※3)
前者のアンケート調査については、専門家は容認が一番多く、一般市民は判断できないが一番多くみられ、後者のインタビュー結果については、一般市民と体外受精経験者のいずれも、医学研究、医療技術の進展、治療実績への期待、治療の有効活用などを理由に肯定的であったとご報告いただきました。一方で、両者の違いとしては、体外受精経験者は受精卵に思い入れがあり、役に立ってもらいたい気持ちと複雑な気持ちを抱くことが示されているとのことでした。
また、クローン技術やゲノム編集技術等は、人々の中で新しい技術に対して不安を引き起こす可能性がある点を意識しながら、専門家はそれらを理解した上で、人々へ対応する必要があるとお話いただきました。
(※3)ヒト胚を14日以上培養する研究についての意識調査
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00224.html
演題④
座長:高嶋佳代(京都大学iPS細胞研究所)
演者:野曽原誉枝(NPO法人Fine)
不妊体験者による不妊体験者のためのセルフサポート団体であるNPO法人Fine理事長の野曽原さんからは、受精卵の提供側になり得る当事者という立場から、経済的な不安、身体的な負担、時間的な負担、精神的な負担があること等、不妊治療の状況について、具体的なケースや想い等についてご発表いただきました。(※4)
また、2022年4月から保険適用された現状についても情報提供いただきました。
医学の進歩は、不妊症や不育症の当事者にとっては希望になったり、さまざまな疾病の研究に役立てられることは、当事者の精神的な負担軽減の一助にもなり得たりするとのことでした。
一方で、そのためには、正しい情報開示や、ガイドライン厳守のためのチェック体制の整備等にも期待していますとお話いただきました。
(※4)NPO法人Fine https://j-fine.jp/
パネルディスカッション
座長として、八代さん、武藤さん、パネリストとして、阿久津さん、加藤さん、木矢さん、野曽原さん、高嶋さんにご登壇いただき、さらに14日ルールについてや、ゲノム編集、オルガノイド技術といった新しい技術についてディスカッションを進めていただきました。
また、これからも議論を続けたり、深めたりしていくためには、教育の場にこれらの議論を入れていき、学生さんの意見を聞いたり、受精卵の更新案内の際の手紙等にて情報提供をおこなったり、異なる領域の方々をつなぐ場を作ったり、メディアの方々へ適切に伝え、全体でコミュニケーションし合っていくことが大切である等のお話いただきました。
おわりに
第22回日本再生医療学会総会 大会長の髙橋淳さん(京都大学iPS細胞研究所)から、あらためて、みんなが歩み寄り、情報を共有しあったり、気持ちをぶつけたりする場が必要であり、基本的には学術発表の場である学会総会にて市民参加型の場を設けさせていただきました。皆さまありがとうございましたとご挨拶をいただき、本講座を終了いたしました。
事後アンケートでは、「生命倫理という難しいテーマをこのようにきちんとした知識をもとに考える機会を頂けてよかった」「進化はすごいが、リスクもついてくるので、しっかりと考えていくことが大切だとわかりました」等、多数のコメントをいただきました。
日本再生医療学会事務局からも、ご参加やご協力いただいた皆さまへ心より御礼申し上げます。今後もこのような双方向型のイベントを企画してまいりますので、よろしくお願いいたします。
■開催案内
「みんなでつくる、未来」をテーマとした 第22回日本再生医療学会総会(国立京都国際会館)の3日目に【市民公開講座】を下記のとおり開催いたします。どなたでも無料で参加できますので、受精胚の研究について最新の話を聞きながら、専門家と一緒に考えたり、意見を伝えたりしてみませんか。双方向的なディスカッションができる場にしたいと願っています。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
※学会総会にご参加されている方も、別途「市民公開講座」へのお申し込みが必要となります。
開催日時
2023年3月25日(土)14:00-17:00
開催内容
幹細胞研究の中でも、受精胚を用いる研究は、人体の発生の過程や特定の病気の成り立ちを調べるうえで、大きく貢献してきました。しかし、こうした研究では生殖補助医療で使用されなかった受精卵を用いて行われますが、母体で育てば人となりうる受精胚を壊す必要があるため、その研究利用については継続した議論が行われています。今回、このような研究をこれからどのように進めていくことが大事であるかについて、皆さんで一緒に考えたいと思います。
開催場所
国立京都国際会館 1F Room D
〒606-0001 京都府京都市左京区岩倉大鷺町422
https://www.icckyoto.or.jp/visitor/access/getting_here/
参加対象
どなたでもご参加いただけます。
参加費
無料
申込みフォーム ※事前登録制
https://forms.office.com/r/vV5RPyNWWk
申込締切:2023年3月24日(金)
プログラム
14:00~14:05 開会挨拶
八代嘉美(神奈川県立保健福祉大学/東京都健康長寿医療センター/慶應義塾大学)
14:10~14:45 基調講演 神経再生治療とES細胞・iPS細胞(仮)
座長:武藤香織(東京大学医科学研究所)
演者:岡野栄之(慶應義塾大学)
14:45~14:50 休憩
14:50~15:30 シンポジウム(前半)
座長: 高嶋佳代(京都大学iPS細胞研究所)
・ヒト胚研究の現状と未来(仮)
演者: 阿久津英憲(国立成育医療研究センター)
・ヒト胚研究をめぐる規制と倫理(仮)
演者: 加藤和人(大阪大学)
15:30~15:45:休憩
15:45~16:25:シンポジウム(後半)
座長: 高嶋佳代(京都大学iPS細胞研究所)
・ヒト胚研究への人々の思い(仮)
演者: 木矢幸孝(東京大学医科学研究所)
・ヒト胚を提供しうる立場から(仮)
演者: 野曽原誉枝(NPO法人Fine)
16:25~16:55:パネルディスカッション
座長: 八代嘉美(神奈川県立保健福祉大学/東京都健康長寿医療センター/慶應義塾大学)
武藤香織(東京大学医科学研究所)
演者: 阿久津英憲(国立成育医療研究センター)
加藤和人(大阪大学)
木矢幸孝(東京大学医科学研究所)
野曽原誉枝(NPO法人Fine)
高嶋佳代(京都大学iPS細胞研究所)
16:55~17:00:閉会挨拶
大会長:髙橋 淳(京都大学iPS細胞研究所)
お問い合わせ
第22回日本再生医療学会総会 運営事務局
日本コンベンションサービス(株)内
E-mail: 22jsrm@convention.co.jp
2022年11月23日(水・祝)開催【中・高生向けイベント】ヒトの「生命」つくっていいですか。
■開催報告
中・高生向けイベント『ヒトの「生命」つくっていいですか。』
本イベントは、以下の通りオンラインにて開催いたしました。
開催日時 2022年11月23日(水・祝) 9:00-12:00
【第1部】では、まず2名の講師から以下のテーマについてご講演いただきました。
※講演資料はダウンロードいただけます。
その後、八木絵香先生(大阪大学)の進行で、事前に参加者から寄せられた質問を中心にディスカッションが行われました。ディスカッションでは、再生医療に関する研究の現状や倫理的な問題意識のほか、研究活動そのものに関する話題も採り上げられ、終了後のアンケートでは、「教科書に載っていない内容ばかりで興味深かった」「再生医療に対してさらに興味を持つことができた」「倫理的な問題に関する認識が深まった」「将来楽しい気持ちで研究したい」といった感想が聞かれました。
【第2部】では、3つのグループにわかれ、生命をつくる研究が世の中に与える正の面と負の面、倫理的な懸念、宗教観・価値観についてなど多面的な議論が行われました。その後、第1部の講師を含む全員で集まり、各グループのファシリテーターからグループディスカッションの内容が紹介され、全体共有とフィードバックを行い、終了しました。参加者からは、生命を作る研究に対する嫌悪感、倫理観、責任などについての感想が多く聞かれました。
さいごになりましたが、本イベントへご参加、ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。日本各地の中高生と有識者が集まり、いろんな視点から交流でき、楽しく有意義な時間となりました。
これからも、中高生を対象としたイベントを開催し、再生医療の情報発信や、皆さんの率直なご意見を伺っていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
以上
■開催案内
2006年に京都大学・山中伸弥教授がつくりだしたiPS細胞は、わたしたちの体を構成するあらゆる細胞へと変化する能力を持っています。この能力を利用して病気の治療に役立てよう、という研究があります。一方、あらゆる細胞を作り出せるのであれば、人間の体ができるまでを再現する「モデル」ができるかもしれません。もし現実にモデルをつくることができれば、受精卵という一つの細胞がヒトとして出来上がるまでを知る重要な発見である反面、人間の生命を人工的に作り出せる可能性も生まれます。こうした研究をすすめるのが正しいのか、間違っているのか、まだ誰にもわかりません。今回は、普段聞くことのできない第一線の研究についてのお話のあとに、皆さんと一緒に研究のありかたを考えてみたいと思います。ぜひ皆さんの考えを聞かせてください。
開催日時
2022年11月23日(水・祝) 9:00-12:00
開催内容
9:00-10:00 第1部【講演】
- 講演1「体のモデルをつくるとは?:オルガノイド研究について」 八代嘉美(一般社団法人日本再生医療学会)
- 講演2「ヒト受精卵のモデルをつくる:ブラストイド研究最前線」 柳田絢加(東京大学大学院 農学生命科学研究科)
10:00-10:15 休憩
10:15-12:00 第2部【ワークショップ】 ※『受講証明書』を発行いたします。
開催方法
オンライン(zoom)
参加対象
生命科学に興味のある中・高校生
第1部:中・高校生 <定員制限なし>
第2部:高校生(高校生相当の知識を有する中学生可) <定員24名程> ※多数申込時は抽選
参加費
無料
申込みフォーム ※申込期間 2022年11月1日(火)9:00 ~11月15日(火)23:59
https://officepolaris.co.jp/form/view.php?id=40425
その他
・本イベントは、個人的な疾患の診断、治療等の質問はお受けいたしません。
・撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。
・資料は後日、日本再生医療学会HPに公開します。
プログラム
お問い合わせ先
一般社団法人日本再生医療学会
中高生向けWebイベント事務局
gakkai@officepolaris.co.jp
2022年9月3日(土)開催 第2回「患者・市民と考える再生医療」
■開催報告
第2回「患者・市民と考える再生医療」~再生医療のコミュニケーションを考える~
本イベントは、以下の通りオンラインにて開催いたしました。
開催日時 2022年9月3日(土) 13:00-17:00
【第1部】講演では、新しい医療である再生医療やその法律についての説明から、最新の臨床応用情報、そして移植する細胞の「安全性」や「有効性」についての大切なポイントや注意点などをお伝えしました。そのあと、質疑応答をおこない、参加者の皆さまと一緒に再生医療について考えていきました。
司会:東島 仁(千葉大学)
※以下、講演資料をダウンロードいただけます。
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【第2部】では、まず日本再生医療学会がどのような活動を行っているか説明しました。
※以下、講演資料をダウンロードいただけます。
続いて、ワークショップを開催しました。昨年度、日本再生医療学会で作成しました『あなたが受けたい再生医療のためのしおり』(https://saiseiiryo.jp/files/docs/saisei_leaflet.pdf)を、どのようにしたらもっとわかりやすく社会へ伝えていくことができるのか、研究者(第1部演者)を交え、ご参加の皆さまと一緒に、途中グループにわかれて、最後に全体で発表していただきながら、ディスカッションをおこなっていきました。
本しおりは、引き続き、ご参加の皆さまと一緒に検討を続け、2023年3月に、最終版を作成し、再生医療ポータル(https://saiseiiryo.jp/)へ掲載予定です。
今後もこのような対話型のイベントを通じて、再生医療をご理解いただけるように取り組んでまいりますので、引き続きご関心をお持ちいただけますと幸いです。
本イベントへご参加、ご協力いただきありがとうございました。
以上
■開催案内
本イベントは、2部構成になります。第1部は講演、第2部は「あなたが受けたい再生医療のためのしおり」をよりよくしていくためワークショップを開催いたします。
ぜひ再生医療の専門家といっしょに、再生医療の最新情報に触れたり、問題点など考えたりしてみませんか。そして、皆さんのご意見やお気づきの点等、お聞かせください。
皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
※あなたが受けたい再生医療のためのしおり:https://saiseiiryo.jp/files/docs/saisei_leaflet.pdf
今回ワークショップで検討していただくしおりは、第1回でのご意見を踏まえたしおりになります。
参加希望者には、しおり資料を別途送付いたします。
イベント概要
未来の医療として大きな注目を集めている「再生医療」が、すでに4000件近く「社会に存在する」ことをご存知ですか。
しかし大きな期待の反面、実像が十分に知られているとはいえません。安全な再生医療を社会にとどけるために、みなさんの力をお貸しください。
昨年、日本再生医療学会では、再生医療を提供する機関を受診した際の注目ポイントを、皆さまのご意見を踏まえて公開しました。さらに理解を深めるために作成した「あなたが受けたい再生医療のためのしおり」を、本企画を通じて皆さんと一緒に分かりやすくしたいと考えています。
本企画では、まず第1部で、再生医療の安全性・有効性の確認がどのようにされているのか、そして再生医療の情報発信の現状を講演形式でお伝えします。再生医療に関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
第2部では、「あなたが受けたい再生医療のためのしおり」を、さらに皆さまにわかりやすく伝わるよう、皆さんと一緒に考えていきます。このしおりは、昨年の日本再生医療学会のイベントで参加者の皆さんと作成した「再生医療チェックリスト」を使いやすくするために作成したものです。
ぜひ、皆さんのお力をお貸しください。
※再生医療チェックリスト:https://saiseiiryo.jp/files/docs/saisei_cyuui.pdf
開催日時
第2回 2022年9月3日(土) 13:00-17:00
※第1回にご参加になり、第2回もご希望の方は、第2部のみ参加可能となります(第1部講演は同じ内容のため)。
開催内容
司会進行 東島仁先生(千葉大学)
13:00-14:30 第1部:講演
1.佐藤陽治先生(国立医薬品食品衛生研究所)
『「安全性・有効性を確認する」とはどのようなことか?』(30分)
2.八代嘉美先生(日本再生医療学会)
『再生医療のあしたを一緒に考えるために』(30分)
3.質疑応答(30分) ※事前および当日質問受付
14:30-15:00 休憩
15:00-17:00 第2部:ワークショップ
『あなたが受けたい再生医療のためのしおり』についてぜひ一緒に考えてください。
※第2部は、参加の皆さまとzoomでのディスカッション形式で進めていきますので、ご自身でそれらに対応できる方に限らせていだきます。
開催方法
オンライン(Zoom)
参加対象
一般の方
※第1回にご参加になり、第2回もご希望の方は、第2部のみ参加可能となります(第1部講演は同じ内容のため)。
参加費
無料
申込みフォーム ※締切 2022年8月18日(木)
https://forms.gle/xLUpnrU82PannXGV7
その他
・本イベントは、個人的な疾患の診断、治療等の質問はお受けいたしません。
・撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。
・資料は後日、日本再生医療学会HPに公開します。
プログラム
お問い合わせ先
一般社団法人日本再生医療学会
患者・ 市民参画ユニット
ppi@jsrm.jp
問い合わせ対応時間:平日10:00-17:00
以上
2022年7月16日(土)開催 第1回「患者・市民と考える再生医療」
■開催報告
「患者・市民と考える再生医療」~再生医療のコミュニケーションを考える~
本イベントは、以下の通りオンラインにて開催いたしました。
開催日時 2022年7月16日(土) 13:00-17:00
【第1部】では、 再生医療とは?という基本のところから、最新の臨床応用情報、そして移植する細胞の「安全性」や「有効性」についての大切なポイントや注意点などをお伝えしました。
司会:東島 仁(千葉大学)
※以下、講演資料をダウンロードいただけます。
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【第2部】では、まず日本再生医療学会がどのような活動を行っているかご説明しました。
※以下、講演資料をダウンロードいただけます。
続いて、ワークショップを開催しました。昨年度、日本再生医療学会で作成しました『あなたが受けたい再生医療のためのしおり』(https://saiseiiryo.jp/files/docs/saisei_leaflet.pdf)を、どのようにしたらもっとわかりやすく社会へ伝えていくことができるのか、研究者(第1部演者)を交え、ご参加の皆さまと一緒にディスカッションをしていきました。
本しおりは、引き続き、ご参加の皆さまと一緒に検討を続け、2023年3月に、最終版を作成し、再生医療ポータル(https://saiseiiryo.jp/)へ掲載予定です。
本イベントでは、皆さまと研究者が一緒になって、率直な意見を交換したり、共有したりしながら、新しい医療である再生医療が、一般の方々にも受け入れられ、誰もが納得して診療を受けられるような社会がつくれると考えています。
本イベントへご参加いただき、ありがとうございました。
以上
■開催案内
本イベントは、2部構成になります。第1部は講演、第2部は「あなたが受けたい再生医療のためのしおり」をよりよくしていくためグループワークを開催いたします。
再生医療の専門家といっしょに、再生医療の最新情報に触れたり、問題点など考えたりしてみましょう。そして、みなさんのご意見やお気づきの点等、お聞かせください。
今回募集期間がたいへん短くご迷惑おかけしますが、みなさまのご参加をお待ちしております。
※あなたが受けたい再生医療のためのしおり:https://saiseiiryo.jp/files/docs/saisei_leaflet.pdf
※関連ページ:https://saiseiiryo.jp/about/
イベント概要
未来の医療として大きな注目を集めている「再生医療」が、すでに4000件近く「社会に存在する」ことをご存知ですか。
しかし大きな期待の反面、実像が十分に知られているとはいえません。安全な再生医療を社会にとどけるために、みなさんの力をお貸しください。
昨年、日本再生医療学会では、再生医療を提供する機関を受診した際の注目ポイントを、皆様の意見を踏まえて公開しました。さらに理解を深めるために作成した「あなたが受けたい再生医療のためのしおり」を、本企画を通じて皆さんと一緒に分かりやすくしたいと考えています。
本企画では、まず第1部で、再生医療の安全性・有効性の確認がどのようにされているのか、そして再生医療の情報発信の現状を講演形式でお伝えします。再生医療に関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
第2部では、「あなたが受けたい再生医療のためのしおり」を、さらに皆さまにわかりやすく伝わるよう、みなさんと一緒に考えていきます。このしおりは、昨年の日本再生医療学会のイベントで参加者の皆さんと作成した「再生医療チェックリスト」を使いやすくするために作成したものです。
ぜひ、みなさんのお力をお貸しください。
※再生医療チェックリスト:https://saiseiiryo.jp/files/docs/saisei_cyuui.pdf
開催日時
第1回 2022年7月16日(土) 13:00-17:00
第2回 2022年9月3日(土) 13:00-17:00
※同じ内容のため、どちらかをお選びください。
開催内容
司会進行 東島仁先生(千葉大学)
13:00-14:30 第1部:講演
1.佐藤陽治先生(国立医薬品食品衛生研究所)
『「安全性・有効性を確認する」とはどのようなことか?』(30分)
2.八代嘉美先生(日本再生医療学会)
『再生医療のあしたを一緒に考えるために』(30分)
3.質疑応答(30分) ※事前および当日質問受付
14:30-15:00 休憩
15:00-17:00 第2部:グループワーク
『あなたが受けたい再生医療のためのしおり』についてぜひ一緒に考えてください。
※第2部は、参加の皆さまとzoomでのディスカッション形式で進めていきますので、ご自身でそれらに対応できる方に限らせていだきます。
開催方法
オンライン(Zoom)
参加対象
一般の方
参加費
無料
申込みフォーム ※締切 2022年7月7日(木)→ 7月13日(水)まで延長
https://forms.gle/VguR5BndGJpZQ79E9
その他
・本イベントは、個人的な疾患の診断、治療等の質問はお受けいたしません。
・撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。
・資料は後日、日本再生医療学会HPに公開します。
プログラム
お問い合わせ先
一般社団法人日本再生医療学会
患者・ 市民参画ユニット
ppi@jsrm.jp
問い合わせ対応時間:平日10:00-17:00
以上
2021年11月28日(日)開催【中高生向けwebイベント】「再生医療は社会に向けてどのような発信をすればよいのか」考える
■開催案内
再生医療とは、病気や事故などによって失われてしまった体の細胞や組織、臓器を再生させ、機能を回復させることを目指した新しい医療です。病気や怪我に新しい治療法をもたらすのではないかという大きな期待を受け、世界中でたくさんの研究が行われ、日夜さまざまな可能性が生まれています。その一方、新しい医療であるがゆえに、社会で広く使われるまでには、本当に安全か、本当に効果があるのかを確かめる必要があります。
そうした過程について、医師や科学者ではない人々が知る機会はなかなかありません。専門家以外には医学の知識を理解することが難しい、ということもありますが、逆に専門家の側が成果を誇張して発信してしまったり、その成果への期待を利用して金銭的に利益をあげようとした思惑も入り込むことがあります。
あなたが、家族が、身近な人が研究に協力しようと考えたり、まだ国が医療として承認していない技術を治療が選択肢として示されたら、なにをもとに考え、判断を下すでしょうか。判断材料は十分でしょうか。なにより、あなたが「知りたい」情報が得られているでしょうか。なにより、わたしたち日本再生医療学会は、みなさんに情報をじょうずにとどけることができているでしょうか。
日本再生医療学会では、よりよい再生医療を作り、そして選ぶための情報の現在を考え、将来を作ることを目指す企画を開催します。第1部では、先端の再生医療研究に触れたり、新しい技術がもたらすイメージをかんがえながら、日本再生医療学会が社会との関係をどのように考えているかのお話をお届けします。第2部では、実際にみなさんに再生医療と社会との関係について議論をしてもらい、最先端の研究者と考える場を設けます。この機会に、「社会といっしょに再生医療をつくる」ことについて、みなさんで考えてみませんか。
イベント日時
2021年11月28日(日)13:00-17:30
<第1部/講演>13:00-14:00 ※敬称略
司会:東島 仁(千葉大学)
「iPS細胞から臓器を創り出す!:武部貴則(東京医科歯科大学/横浜市立大学/シンシナティ小児病院)
「再生医療とSFのはなし」:八代嘉美(日本再生医療学会)
<第2部/ワークショップ>14:30-17:30
司会:八木絵香(大阪大学)
有識者:武部貴則(東京医科歯科大学/横浜市立大学/シンシナティ小児病院)
八代嘉美(日本再生医療学会)
第2部はグループに分かれて、「再生医療は社会に向けてどのような発信をすればよいのか」について、ディスカッションするワークショップを行います。2つテーマを同年代の参加者と議論を行い、最先端の研究者と考えていきます。
※講演やワークショップの前に、以下のページを事前にご覧いただくと理解が深まるかと思います。
くすりとiPS細胞 | 再生医療ポータル (saiseiiryo.jp)
申し込みURL ※2021年11月20日(土)15:00 締切 受付終了
第1部:講演
第2部:ワークショップ(定員30名)
※第2部は、抽選とさせていただき、当落については、当選者へは11月25日までに当日の接続URLのご案内をもってかえさせていただきます。
開催方法
オンライン(ZOOM)
参加費
無料
その他
・本イベントは、中学生、高校生を対象としておりますので、それ以外の方のご参加はご遠慮ください。
・撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。
・第1部講演資料は後日、日本再生医療学会HPに公開する予定です。
以上
2021年8月22日(日)開催 「患者・社会と考える再生医療」
■開催報告
これからの再生医療情報をつくってみた
~ 日本再生医療学会と一緒に、みんなのための再生医療を受ける前にチェックするリストを作りませんか?~
本イベントは以下の通り、オンラインにて開催いたしました。
【日時】2021年8月22日(日)13:00 – 16:00
第1部では、現在の最新の再生医療研究を紹介し、日本再生医療学会がリスクとベネフィットをどのように考えているかをお伝えしました。
司会:東島 仁(千葉大学)
※以下、講演資料をダウンロードいただけます。
また第2部では、自由診療を受けるかどうかお悩みの方々に届けたい「チェックリスト」を使いやすくわかりやすいものにするために、参加者の皆さまと研究者(第1部演者)を交え、ディスカッションをしながら、作成しました。本チェックリストは、引き続き、参加者と一緒に更新し、2022年3月を目途に、最終版を再生医療ポータル(https://saiseiiryo.jp/)に掲載する予定です。
本イベントでは、社会が再生医療というものと、もっと密接に関わっていただく、いろいろなニーズや、そういうものも含めて意見の交換ができるような社会がつくれると考えております。たくさんのご参加、ありがとうございました。
以上
■開催案内
これからの再生医療情報をつくってみた
~ 日本再生医療学会と一緒に、みんなのための再生医療を受ける前にチェックするリストを作りませんか?~
再生医療とは、病気や事故などによって失われてしまった体の細胞や組織、臓器を再生させ、機能を回復させることを目指した医療です。病気や怪我に画期的な改善をもたらすのではないかという大きな期待を受け、世界中でたくさんの研究が行われ、日夜さまざまな可能性が生まれています。患者さんやご家族をはじめとする多くの皆さん、そして社会全体から協力を受けて、研究、そして医療が作り上げられています。
再生医療は新しい医療です。だからこそ、治療を受けるにあたって、受ける説明の内容を踏まえた、ひとりひとりの患者さんの判断が、とても重要です。わたしたちは日常生活で色々な情報を手掛かりに種々の判断をしていますが、最先端の再生医療について、なにをもとに考え、判断を下すのでしょうか。
この数年で、国が治療として承認し、「公的な医療保険」を使って受けられるいくつかの「再生医療」が登場しています。この場合、それぞれの治療法が安全なのか、しっかり効果があるのか、といったことを確かめる臨床試験の結果をもとに、国で「治療効果があるかどうか」が審査されています。この審査に合格してはじめて、国は「治療」として承認します。他方、公的医療保険を使えない医療もあります。そのような医療は「自由診療」と呼ばれ、医療を提供する側と受ける側の双方が合意した場合に限って、国が審査・承認していない方法や薬を使用できます。つまり自由診療の場合、日本国内で未承認の薬や方法や、研究段階にある治療法を受ける機会が得られます。この場合、国は治療としての安全性や効果を承認していません。そのため、すべての費用を患者さんが負担しなければなりません。また、価格は、医療機関が自由に設定することが可能です。これらを踏まえた上で、「受けるかどうか」を判断しなければならないのです。そのとき、あなたが理解でき、判断に役立つ情報は、どのくらいあるでしょうか。
日本再生医療学会では、社会のみなさんにとって、よりよい再生医療を作ることを目指しています。そこで今回、いま、そして未来を生きるひとりひとりが、よりよい再生医療を選ぶための情報を作ることを目指す企画を開催します。第1部では、現在の最新の再生医療研究を紹介し、日本再生医療学会がリスクとベネフィットをどのように考えているかをお伝えします。第1部の内容を踏まえて、第2部では、日本再生医療学会が、自由診療を受けるかどうかお悩みの方々に届けたい「チェックリスト」を使いやすくわかりやすいものにするために、みなさんのお知恵を貸していただきたいと思います。研究者と社会が一緒に、よりよい再生医療をつくるための話合いに、あなたも参加してみませんか?
イベント日時
2021年8月22日(日)13:00~16:00(第1部:講演、第2部ワークショップ)
申し込みURL(8月15日15:00締切)
※受付は終了いたしました。多数のご応募ありがとうございました。
抽選とさせていただき、当落については、当選者へは8月21日までに当日の接続URLのご案内をもってかえさせていただきます。当選者の第2部参加希望者へは、別途メールで事前アンケートをお送りいたします。
開催方法
オンライン(Zoom)
参加費
無料
その他
・本イベントは、個人的な疾患の診断、治療等の質問はお受けいたしません。
・撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。
・資料は後日、日本再生医療学会HPに公開します。
プログラム
イベントに関するお問い合わせ
NCイベント運営事務局(株式会社T’s Garden内)
E-mail:nc-events@ts-garden.co.jp