学会からのお知らせ

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【延期】第19回日本再生医療学会総会

第19回日本再生医療学会総会の会長を務めさせて頂きます慶應義塾大学の福田恵一と申します。

本会総会開催につきまして、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催可否について慎重に検討を進めてまいりましたが、首相による大規模イベント中止の要請を受け、2月27日(木)の理事会におきまして、3月12日(木)~14日(土)のパシフィコ横浜での開催は見送り、Web上での開催とさせていただく事となりました。

また、開催日時につきましても、当初予定しておりました日時を延期とし、2020年5月以降とさせていただきます。なお、Web開催にあたり、参加申込をご検討されている方々につきましては、4月中旬以降で再度参加登録を行っていただけるようにする予定です。既に事前参加登録をお済みの方は、再度のご登録は必要ございません。詳細については、今しばらくお待ち頂けますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 

また、3月8日(日)にイイノホールにて開催予定としておりました市民公開講座は中止とし、3月15日(日)にパシフィコ横浜で開催予定としておりました第7回再生医療資格認定講習会につきましても、パシフィコ横浜での開催は見送り、代替の開催形態(オンライン開催等)を行う予定です。第7回再生医療資格認定講習会の詳細につきましては、決定次第本会ウェブサイト(https://www.jsrm.jp/news/news-3771/)にてご案内申し上げます。

 

ご参加を予定されている皆様におかれましては、多大なるご迷惑をおかけすることとなりましたこと深くお詫び申し上げます。この度は参加者の皆様の安全と感染拡大の防止を考慮しての判断となりましたこと、何卒ご理解いただけますと幸いでございます。

 

総会ウェブサイト:https://www.congre.co.jp/jsrm2020/index.html

 


 

私はこの学会の前身である細胞療法研究会の時代からこの学会に所属し、再生医学・再生医療研究の発展をつぶさに見て参りました。この間に、ES細胞や組織幹細胞の性質が次第に明らかになるとともに、その特徴を利用してiPS細胞が開発されました。また、発生学の発展に伴って、幹細胞からさまざまな細胞に分化してゆく際の細胞増殖因子やその受容体が同定され、これを利用して再生医学研究が発展して参りました。細胞外マトリクスの研究から、各種細胞が生存する上での至適環境が明らかとなり、これらの技術を再生医療に応用することができました。そして、培養機器や培養用器具、培養液等の品質が向上することにより、再生医学の研究を産業化し再生医療とする取り組みが大きく発展するように環境が整って参りました。

これらの研究の発展の歴史を振り返れば、科学技術の進歩に伴って新たな未来が開かれていくことは明らかであります。こうした再生医学の発展の陰で、新たな幹細胞として一世を風靡したものの、その中のいくつかは再現性がとれずに科学の世界で生き残ることが出来ませんでした。また、効果があるとして臨床応用されようとしている治療法に関しても、実臨床に普及させるには多くの研究者・臨床医の手で科学的に検証することが求められます。日本再生医療学会の発足を唱えてから20年が経過しようとしている今、我々は原点に立ち戻って科学に立脚した再生医学・再生医療の健全な発展を考えなければなりません。

そこで、今回の学術集会のテーマを『科学の力で再生医療を開花する』といたしました。低分子化合物での創薬が限界に達し、抗体医薬が花盛りの時代となりました。そして、次の時代の医療を担うのは再生医療であるとされ、患者さんや製薬、医療機器等のさまざまな業界がこの再生医療の発展に期待をしております。再生医療の産業化とこれに伴う医療革命はすぐそこまで迫っております。こうした時代だからこそ、我々はすべての再生医療研究を見つめ直し、真に有効なものを選び出し、科学的な裏付けを取り、大きく発展させねばなりません。そして、この学術集会がその転機になることを期待しております。

再生医療の実用化には、産学官民を挙げての連携が必須と考えます。本総会は、企業参加型プログラムとし、共催学術セミナー、最新技術紹介コーナー等、多数の企業の皆さまに参画いただきたいと存じております。産学官民の連携を加速するような活気あふれる総会となるよう、最大限の努力を行いたいと存じます。多数の方々に参加していただき、楽しんでいただけるような会を目指しております。よろしくお願い申し上げます。

 

 

第19回日本再生医療学会総会
会長 福田 恵一
慶應義塾大学医学部循環器内科 教授