日本再生医療学会

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2017.12.1

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「患者・社会と考える再生医療」~「再生医療の研究をめぐる情報」について、みんなで考えてみませんか?~

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再生医療とは、病気や事故などによって失われてしまった体の細胞や組織、臓器を再生させ、機能を回復させることを目指した医療です。これまで治療法がなかった病気やけがに治療法をもたらすことができるものとして、大きな期待を集めています。世界中でもたくさんの研究が行われていて、日夜さまざまな可能性が生まれているのです。
しかし、再生医療にかぎらず、新しい医療が社会で広く使うことができるようになるためには、さまざまな手続きを経なければなりません。実験動物をつかって有効性や安全性がたしかめられても、人間でも同じ結果になるかは、わかりません。医療のための技術では、最 終的に人間で 研究をしなければわからないことがたくさんあるのです。
つまり、再生医療の実用化は、研究者だけではなく、たくさんの方々のご協力がなければできないのです。 患者や社会がその研究に参加することが必要なのです。でも、あなたが、家族が、身近な人が研究へと参加するか どうかについて、わたしたちは判断する材料を持っているでしょうか。
わたしたちは色々な情報を手掛かりにして、いろいろな判断をしています。では、最先端の再生医療の現在と未来ついて、どのような情報をもとに判断したり、関心をもったりするでしょうか。身の周りの再生医療情報には、どのようなことが望まれるでしょうか。なにより、わたしたちが「知りたい」情報が得られているのでしょうか。
今回、再生医療について、よりよく選び、よりよく決めるための情報を、みんなの視点で作り上げるための企画を開催します。前半部では、iPS細胞など、最前線の研究者をお招きし、今、最先端の再生医療情報をお届けします。後半では、前半の講演をもとに、再生医療の研究をめぐる情報の現在と未来について、参加者同士や最先端の研究者と語り合う場を設けます。この機会に、「再生医療の研究をめぐる情報」について、みんなで考えてみませんか。

 

つきましては、下記のとおり、イベントを開催いたしますので、ご都合がよろしいようでしたら、ご参加賜わりますようご案内申し上げます。

 

今回は、以下の2つの疾患で開催いたします。


【軟骨疾患】
日時:平成30年1月21日(日)(詳細、<スケジュール>に記載)
会場:日本橋ライフサイエンスハブ(東京・三越前)

 

講演①再生医療と研究~先端の「研究」が「治療」になるまで~/八代嘉美(日本再生医療学会・幹事)

講演②変形性ひざ関節症(軟骨・半月板)の再生医療/関矢一郎(東京医科歯科大学)

講演③iPS細胞を使った関節軟骨の再生研究/妻木範行(京都大学iPS細胞研究所)

 

司会進行:東島仁先生(山口大学)

 

【パーキンソン病】
日時:平成30年1月28日(日)(詳細、<スケジュール>に記載)

会場:新大阪ブリックビル(大阪・新大阪)

 

講演①再生医療と研究~先端の「研究」が「治療」になるまで~/八代嘉美(日本再生医療学会・幹事)

講演②iPS細胞を用いたパーキンソン病治療に向けて/高橋 淳(京都大学iPS細胞研究所)

講演③パーキンソン病の疾患創薬研究(仮)/赤松和土(順天堂大学)

 

司会進行:東島 仁(山口大学)

 

<スケジュール>

第1部10:00~11:30 再生医療について講演 「最先端の再生医療情報について」
第2部13:00~16:00 グループディスカッション「再生医療の研究をめぐる情報」について

 

チラシ:「患者・社会と考える再生医療」 ~「再生医療の研究をめぐる情報」について、みんなで考えてみませんか?~


 

ご参加ご希望の方は、以下のメールアドレスよりご連絡ください。

social@www.jsrm.jp

 

  • 応募者、多数の場合は、抽選になる場合がございます。参加の可否につきましては、平成30年1月18日(木)までに、ご登録のメールアドレスへお知らせいたします。
  • 本イベントは、医療研究開発機構(AMED)再生医療臨床研究促進基盤整備事業のアウトリーチ活動の一環です。