日本再生医療学会

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2025.7.23

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ISCTによる「未確立の細胞と遺伝子治療:医療従事者向けのガイドラインとリソース」(日本語版)公開のお知らせ

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このたび、ISCT(国際細胞遺伝子治療学会)より、「未確立の細胞と遺伝子治療:医療従事者向けのガイドラインとリソース」の日本語版が公開されました。
本ガイドラインは、安全性や有効性が確認されていない細胞・遺伝子治療(CGT)製品を見極め、患者を不適切な治療から守るために、医療従事者を対象として作成されたものです。未承認製品の使用に伴うリスク、実際の被害事例、報告方法などについても詳しく記載されています。

▼日本語版ガイドラインは以下よりご覧いただけます。
https://www.isctglobal.org/education/ecgt-healthcare-provider-guide/jp?_zs=SHotN1&_zl=oVHL3

コメント:
Bruce Levine(Chair, ISCT Committee on the Ethics of Cell & Gene Therapy)
「規制されていないCGTを提供する事業者の増加に対抗するには、医師、介護者、患者に信頼できる公平な情報を提供することが不可欠です。本ガイドラインは、医療提供者が有害な治療から患者を守れるようにするものであり、私たちの分野の成長が研究と臨床の基準を満たし続けるために役立つものです。」

西田幸二(日本再生医療学会 理事長)
「日本再生医療学会は、本件が再生医療の健全な発展にとって極めて重要な提案であると認識しており、支持いたします。当学会は、2025年3月に発表した「YOKOHAMA宣言」においても示したとおり、「検証型診療」の確立が不可欠であると考え、現在その制度設計に向けた取り組みを進めております。また、ISCTをはじめとする国際的な関連団体との連携も今後さらに強化し、協調関係を維持・発展させてまいりたいと考えています。」

【お問い合わせ先】
INTERNATIONAL SOCIETY FOR CELL & GENE THERAPY(ISCT)
E-mail: isct@isctglobal.org