日本再生医療学会

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2024.4.15

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「再生医療等安全性確保法における細胞保管に関する考え方」公開について

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 平成26年に「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(以下、本法という。)」が施行されてから10年以上が経過し、現在、厚生科学審議会再生医療等評価部会にて、再生医療等の安全性及び科学的妥当性の在り方並びに再生医療等に係る研究の推進の方策について検討が進められています。その検討の1つに、再生医療等に用いる原料となる細胞及び細胞加工物の保管の在り方が挙げられています。本法における再生医療等は、細胞加工物を用いた医療技術であり、当該細胞加工物の質により、その医療技術の質及び効果が大きく左右されることとなります。そこで、AMED事業「再生医療実用化基盤整備促進事業」(課題名:再生医療等安全性確保法に従い実施される再生医療等臨床研究および再生医療等製品等の開発を目指す医師主導治験等を支援する再生医療ナショナルコンソーシアムの実現)のご支援を受け、本会に「再生医療等安全性確保法における細胞保管に関する考え方タスクフォース」を設置し、細胞保管を行う際に、再生医療等を行う医師又は歯科医師が考慮すべきこと、並びに、細胞保管を行うことが想定される機関とその施設の在り方等についての基本的な考え方を整理し、文書化致しました。関係者の皆様におかれましては、是非、御一読いただき、適切な細胞保管の実現の一助になればと願っております。また、今後も随時、内容のアップデートを実施していく予定であり、ご希望やご意見も賜れればと思っております。

日本再生医療学会理事 兼 再生医療等安全性確保法における細胞保管に関する考え方タスクフォース座長
紀ノ岡正博

● 再生医療等安全性確保法における細胞保管に関する考え方タスクフォース委員
座長 
紀ノ岡正博 (大阪大学 大学院工学研究科)
構成員(五十音順)
宇野友貴  ( 大阪大学 大学院工学研究科)
川井幸輔  ( 岩谷産業株式会社/一般社団法人 再生医療イノベーションフォーラム)
飛田護邦  (順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター)
中村和昭  (国立成育医療研究センター)
水谷 学  (大阪大学 大学院工学研究科)
渡部正利喜 (ジャパン・ティッシュエンジニアリング)