2022.8.17
- 学会からのお知らせ
【日本再生医療学会第2回科学シンポジウム】細胞の複雑さを理解する~『見えなかったもの』を観る技術とその先にあるもの~
■開催概要
開 催 日:2022年12月2日(金)~12月3日(土)
会 場:Shimadzu Tokyo Innovation Plaza((株)島津製作所,神奈川県川崎市川崎区殿町)
実行委員長:佐藤陽治(日本再生医療学会理事/国立医薬品食品衛生研究所)
日本再生医療学会では2019年10月に、学術総会に加え、よりベーシック/萌芽的な科学的対話を趣旨とした試みとして、「秋季科学シンポジウム」を開催し、大変なご好評を頂戴しました。翌2020年に計画した第2回目の同シンポジウムは、COVID-19感染症の流行により、やむなく延期となっておりましたが、このたび、昨今の国内でのワクチン接種の広がりと患者数の動向を鑑み、本年12月2日(金)および3日(土)に神奈川県川崎市の殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」で開催される運びとなりました。
「⽇本再⽣医療学会科学シンポジウム」は、再⽣医療や幹細胞研究に密接にかかわる学術領域のみならず、新しい医療技術の開発・臨床応⽤・産業化のカギとなる可能性を秘めた先端的学術領域の研究者や学⽣のみなさまにお集まりいただき、基礎・応⽤科学の多分野間での対話と融合・相互啓発を⽣み出すことを⽬的としております。
第2回⽬の今回は、「再生医療の今」を知るためのキーノート講演、先端的技術領域の先⽣⽅による「細胞の複雑さを理解する:『⾒えなかったもの』を観る技術とその先にあるもの」をテーマとしたセッション、JSRM-ISCT iPSC Joint Committee 主催の「iPS 細胞加⼯製品の実⽤化とレギュラトリーサイエンス」をテーマとした国際セッション、⽇本再⽣医療学会若⼿研究者グループU45のメンバーによる学⽣・若⼿研究者のキャリアパス発⾒のためのワークショップやポスターセッション等を合宿形式で⾏うことにより、産学官の垣根や研究の専⾨領域の垣根を超えた様々な出会いと活発な議論により交流を深めていただきたいと考えております。皆さま方のご参加、心よりお待ちしております。
日本再生医療学会 理事・第2回科学シンポジウム実行委員長 佐藤陽治
■ポスターセッション参加のお誘い
本シンポジウムでは、privileged communicationを原則としたポスターセッションを企画しております。すなわち、全ての参加者に、ポスターセッションで発表される内容を外部へ一切漏らさないという秘密主義をお約束いただく予定です。これにより、若手研究者が日本再生医療学会理事の先生方のようなベテラン研究者らと議論し、研究内容や発表形式の改善のためのヒントを得るチャンスをご提供したいと考えています。したがって、本ポスターセッションでの発表内容は、「二重投稿」の指摘を受けることを心配せずに別の学術集会において後日発表することも可能です。若手研究者の皆様方には、ぜひこの機会を、学位論文発表や来春京都での日本再生医療学会総会等での発表のレベルアップのためにご活用いただきたく存じます。皆様、奮ってご応募ください!!
■アジェンダ(プログラムは予告なく変更されることがあります。)
【12月2日(金)】
13:00-13:05 開会の辞
13:05-13:25 来賓挨拶
13:25-13:40 趣旨説明
13:40-15:00 キーノートレクチャー
座長:鄭 雄一(東京大学,神奈川県立保健福祉大学)
演者:中村雅也(慶應義塾大学) 「私たちが目指す脊髄再生医療とは」
江口 晋(長崎大学) 「消化器に対する再生医療の今」
15:00-15:30 コーヒーブレイク
15:30-17:30 チームU45企画ワークショップ
“Building Research Questions, Building a Carrier”
座長:八代嘉美(神奈川県立保健福祉大学,東京都健康長寿医療センター,慶應義塾大学)
馬渕 洋(順天堂大学)
演者:榛村重人(藤田医科大学,慶應義塾大学)
「国内の視点と海外の視点」
岡田 潔(大阪大学)
「再生医療にかかわる医師としてのキャリアと行政の経験について」
秋枝静香(サイフューズ)
「細胞から希望をつくる!バイオ3Dプリンタを用いた再生医療・新産業の創出
~大学発バイオベンチャーとしての12年の歩み~」
團野宏樹(ナレッジパレット)
「新しい細胞技術を開発して再生医療に貢献する〜ポスドク起業家が見た世界〜」
中武悠樹(協和キリン )
「とある大学職員の転職前後~アカデミアと製薬企業の違いって?~」
パネルディスカッション
「立場の違いで問題意識はどう変わるか?問題解決のために自分の身をどこに置くか?」
17:30-18:00 コーヒーブレイク
18:00-19:00 イノベーションショーケース(TBA)
19:10- 意見交換会
【12月3日(土)】
08:30-09:35/09:55-11:30 JSRM-ISCT Joint iPS Committee Symposium
“How should Regulation and Regulatory Science be involved in accelerating the clinical development of iPSC-based cell therapies?”
Co-Chairs: Shin Kawamata, MD, PhD & Shin Kaneko, MD, PhD
Speakers: Zhaohui Ye, MD, PhD (CBER/FDA)
”CMC Considerations for Pluripotent Stem Cell Derived Products: FDA Perspectives”
Jun Takahashi, MD, PhD (CiRA, Kyoto University)
”iPS cell-based therapy for Parkinson’s disease”
Melissa Carpenter, PhD (ElevateBio)
”Overcoming challenges of developing iPSC-derived allogeneic cell therapies”
Yoji Sato, PhD (Japan National Institute of Health Sciences)
”Regulatory science research for evaluating tumorigenicity and genome instability of iPSC-based products in non-clinical safety and quality tests”
Christiane Niederlaender, PhD (Parexel International)
”Regulatory perspectives and challenges for iPSC-based products in the UK and EU”
Yoshiaki Maruyama, PhD (PMDA)
”Current considerations for Induced Pluripotent Stem Cells in Drug Discovery
and Development of Cellular- and Tissue-based Product”
with Panel Discussions
※海外演者はオンラインとなります。
09:35-09:55 コーヒーブレイク
11:30-12:30 ランチョンセミナー(TBA)
12:50-15:25 サイエンティフィックセッション
「細胞の複雑さを理解する:『見えなかったもの』を観る技術とその先にあるもの」
座長:佐藤陽治(国立医薬品食品衛生研究所),大和雅之(東京女子医科大学)
話題提供「記述的科学における細胞の見方 vs. 再生医療研究者の細胞の見方」
演者:相澤康則(東京工業大学) 「近未来の再生医療で革新を生み出す(かもしれない)ヒトゲノム工学技術」
浦野泰照(東京大学) 「蛍光プローブライブラリーの活用による術中迅速がん可視化技術の開発」
村川泰裕(京都大学) 「新たな機能性ゲノム学:細胞の遺伝子エンハンサー領域の検出・活性評価技術」
宮川 繁(大阪大学) 「AIを用いたマイコプラズマ否定試験の省力化システムの開発」
パネルディスカッション
15:25-15:45 コーヒーブレイク
15:45-16:25 キーノートレクチャー
座長:佐藤正人(東海大学)
演者:川真田伸(神戸医療産業都市推進機構) 「分析技術の進歩が再生・細胞医療の実用化を促進する」
16:25-16:55 ベストポスター賞発表
16:55-17:00 閉会の辞
■参加登録(最終締切:11月23日(水)※定員を超えた場合には受付を終了させていただきます。)
参加費※
会員:70,000 円
法⼈会員社員:90,000 円
⾮会員:110,000 円
学⽣:30,000 円
※参加費には川崎キングスカイフロント東急 REI ホテル(神奈川県川崎市川崎区殿町)での宿泊(シングルルーム)1泊分を含みます。
【キャンセルポリシー】
~10月31日(月) 無料
11月 1日(火)~11月16日(水) 20%
11月17日(木)~11月23日(水) 50%
11月24日(木)以降 100%
※なお、天災地変、戦乱、暴動など、やむを得ずシンポジウム開催が中止となった場合でも、
シンポジウム準備 状況によっては、参加費全額の払い戻しは保証できかねる可能性がございます。
もちろん、どなたさまも、ポスター発表なしでもご参加いただけます。
以下の参加登録フォームよりお申込ください。なお、参加登録にあたっては、以下の同意書の通り、本シンポジウムのポスターセッションにおける発表内容を本シンポジウムの参加者以外の第三者に開示、漏洩しないことに参加登録フォーム上でご同意いただく必要がございます。
参加登録フォーム(外部リンク)
https://participation.kijima-p.co.jp/participation_sys/jsrm2_winter_symposium/
■ポスター演題登録(締切:10月28日(金)⇒お申し込みを締め切りました。)
以下のポスター演題登録フォームよりお申込ください。
■問い合わせ先
日本再生医療学会第2回科学シンポジウム 運営事務局
株式会社インターグループ内
〒105-0001
東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館4F
E-mail: jsrm@ig-online.jp