日本再生医療学会

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2021.11.2

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【申し込み終了】11月28日開催:中高生向けwebイベント「再生医療は社会に向けてどのような発信をすればよいのか」考える

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 再生医療とは、病気や事故などによって失われてしまった体の細胞や組織、臓器を再生させ、機能を回復させることを目指した新しい医療です。病気や怪我に新しい治療法をもたらすのではないかという大きな期待を受け、世界中でたくさんの研究が行われ、日夜さまざまな可能性が生まれています。その一方、新しい医療であるがゆえに、社会で広く使われるまでには、本当に安全か、本当に効果があるのかを確かめる必要があります。
そうした過程について、医師や科学者ではない人々が知る機会はなかなかありません。専門家以外には医学の知識を理解することが難しい、ということもありますが、逆に専門家の側が成果を誇張して発信してしまったり、その成果への期待を利用して金銭的に利益をあげようとした思惑も入り込むことがあります。
 あなたが、家族が、身近な人が研究に協力しようと考えたり、まだ国が医療として承認していない技術を治療が選択肢として示されたら、なにをもとに考え、判断を下すでしょうか。判断材料は十分でしょうか。なにより、あなたが「知りたい」情報が得られているでしょうか。なにより、わたしたち日本再生医療学会は、みなさんに情報をじょうずにとどけることができているでしょうか。
 日本再生医療学会では、よりよい再生医療を作り、そして選ぶための情報の現在を考え、将来を作ることを目指す企画を開催します。第1部では、先端の再生医療研究に触れたり、新しい技術がもたらすイメージをかんがえながら、日本再生医療学会が社会との関係をどのように考えているかのお話をお届けします。第2部では、実際にみなさんに再生医療と社会との関係について議論をしてもらい、最先端の研究者と考える場を設けます。この機会に、「社会といっしょに再生医療をつくる」ことについて、みなさんで考えてみませんか。

イベント日時

2021年11月28日(日)13:00-17:30
<第1部/講演>13:00-14:00 ※敬称略
 司会:東島 仁(千葉大学)
 「iPS細胞から臓器を創り出す!」:武部貴則(東京医科歯科大学/横浜市立大学/シンシナティ小児病院)
 「再生医療とSFのはなし」:八代嘉美(日本再生医療学会)

<第2部/ワークショップ>14:30-17:30
 司会:八木絵香(大阪大学)
 有識者:武部貴則(東京医科歯科大学/横浜市立大学/シンシナティ小児病院)
     八代嘉美(日本再生医療学会)

 第2部はグループに分かれて、「再生医療は社会に向けてどのような発信をすればよいのか」について、ディスカッションするワークショップを行います。2つテーマを同年代の参加者と議論を行い、最先端の研究者と考えていきます。

※講演やワークショップの前に、以下のページを事前にご覧いただくと理解が深まるかと思います。
くすりとiPS細胞 | 再生医療ポータル (saiseiiryo.jp)

申し込みURL ※2021年11月20日(土)15:00 締切 受付終了

第1部:講演
第2部:ワークショップ(定員30名)
※第2部は、抽選とさせていただき、当落については、当選者へは11月25日までに当日の接続URLのご案内をもってかえさせていただきます。

開催方法

オンライン(ZOOM)

参加費

無料

その他

・本イベントは、中学生、高校生を対象としておりますので、それ以外の方のご参加はご遠慮ください。
・撮影、録画、録音は禁止です。書き起こし、撮影した資料をSNS等で公開するのはご遠慮ください。
・第1部講演資料は後日、日本再生医療学会HPに公開する予定です。